INC May使用構築 弱保型リザロンゲ〜歌姫とゴリラを添えて〜

こんにちは、カイカイです。先日のINC Mayで使用した構築を公開しようと思います。大した戦績は残せませんでしたが、見て頂けると幸いです。

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パーティはこちらです。

 

〜構築経緯〜

前回のINCが終わった頃からオーロンゲによる壁+弱点保険ダイマックスアタッカーで構築を組もうと考えていました。当初はドリュウズトゲキッスを使っていたのですが、場を整えてから出していたこともあり弱点保険がバレることが多くありました。そのため、バレにくい弱点保険アタッカーを模索しました。

結果としてリザードンに行き着いたのですが、理由としては

1.弱点保険が発動しなくても、ゴクエンで削ることが出来る

2.弱点保険の使用率が非常に低く、初見ではバレる可能性が非常に少ないこと

3.弱点が多く、弱点をつかれることが多いこと

4.壁を貼ることで一定以上の耐久を確保できること

が挙げられました。

 

続いて、ゴクエンを撃つなら強力な全体技で圧力をかけたいと考えました。そこで、こだわりメガネニンフィアを採用しました。4月から使っていてダメージ感覚が染み付いているのと、現環境で最強クラスの全体技を命中安定で撃てるということが理由です。

 

次に、ゴクエンが炎タイプに効かないことから炎タイプに強いポケモンを採用したいと考えました。そこで、強力な水タイプの全体技を持つミロカロスアシレーヌが候補に挙がりました。結果としてアシレーヌを採用することとなったのですが、理由としては

1.水タイプのハイパーボイスを撃てること

2.アクアジェットリザードンの弱保起動ができること

が挙げられます。ミロカロスにも能力を下げられない、ガオガエンウインディを選出させないというメリットはあるのですが、今回はあくまでも命中安定を優先した形です。

 

ここまでで水タイプのポケモンに対して打点が少なくなっていることと、上記3体が特殊アタッカーということで物理の草タイプのポケモンを採用したいと考えました。候補としては、アマージョナットレイ、ゴリランダーなどが挙げられます。アマージョは8世代に入ってからフェイントが使えなくなったことが響いて不採用。ナットレイは炎タイプに対して何も出来ないという点が響いて不採用。この枠ではリザードンの天敵であるバンドリ系統に対しての選出も考えられるのですが、バンギラスに炎のパンチが入っていることが多く、ナットレイでは役割を遂行できないと考えました。よって、最終的にはゴリランダーに落ち着きました。猫騙しで1ターン稼げること、上記の3体の中では最も火力が高い点がメリットです。

 

最後に、以上の五体ではトリックルームへの回答が用意できていないことと、バンドリ系統の対策が甘いと考え、そこを補うポケモンを模索しました。そこで、以前使ったフルアタ珠カビゴンを採用しました。トリルエースとなるドサイドンコータスに対して強く、ブリムオンに対しても互角以上に戦えます。加えて、馬鹿力を採用することによって対バンドリ性能も高くなっています。

 

〜個別解説〜

画像上部にあるオシャレな数字列は努力値です

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オーロンゲ

コンセプトの両壁は必須として、相手妨害用かつS操作として電磁波を採用。相手の弱保アタッカーに対しての有効打となるイカサマを採用しました。D特化したのはトゲキッス意識です。B特化してしまうと型によってはマジカルシャイン急所で落とされてしまうため、D特化しました。

 

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リザードン

ゴクエンのベースとなる炎技は熱風を選択。火炎放射やブラストバーンはそれぞれのメリットデメリットはあるのですが、弱点保険が発動した後にダイマックスが切れた場合に最も効率よくダメージを与えられることを考えました。ジェットのベースとなるエアスラはいいとして、残りの2技は弱点保険が発動した後に水タイプに致命傷を与えるためのソーラービームと、弱点保険が発動した後は狙われやすいために守るを採用しました。環境にパッチラゴンが増えてきた時はソーラービームりゅうのはどうに変えることも考えてはいました。

努力値はHB特化。弱点保険が発動した場合は火力が過剰になる可能性もあるため、耐久に大きく振りました。耐久に振ることによってゴクエンの発動確率が非常に高くなり、後発が与えるプレッシャーが大きくなります。

 

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ニンフィア

左INC時 右INC後のランクマッチ

最初はできるだけ火力を伸ばすことを最優先に考えてメガネを採用していました。しかし、INCの時に立ち回りの窮屈さや守ると電光石火が欲しい場面がいくつかあり、右のような型に変えました。主な役割は変わらないため、努力値は変えていません。

 

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アシレーヌ

火力増強アイテムを持たせたかったのですが、珠とメガネが取られていたためのどスプレーを採用。ニンフィアをプレートに変えてからものどスプレーの方が立ち回りの幅が生まれると考えて型は変えませんでした。激流型とは違い範囲技をガンガン撃てますが、ダイマックスができないのが難点。

 

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ゴリランダー

グラスフィールド解禁前の構築のため特性はしんりょく。調整はリバティノートに載っているひろきんぐさんの調整をそのままパクリました。瓦割りを持たせることによってラプラスに対しても互角以上に渡り合えます。ドラムアタックも優秀なのですが、火力を優先したためウッドハンマーを採用しました。叩き落とすは主にサマヨールに撃ちますが、ドラパルトに撃って弱点保険発動されることもあるので微妙でした。

 

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カビゴン

左INC時 右INC後のランクマッチ

ダイマックス前提のフルアタカビゴン。基本的にはバンドリ系統、トリル系統、晴れ系統に出します。しかし、この一体だけでガチトリルを見るのは少し厳しいです。というのも、サマヨールに先に鬼火を撃たれると置物化しかねないからです。対策として、オーロンゲの電磁波を撃ち込んでトリル下での先制と鬼火ケアをしたこともありましたが、あまりにもバグるので鬼火を撃たれた方がマシでした() 味方電磁波は体感8割はバグってました。

技は一致高火力のすてみタックル、ダイナックルで火力アップの馬鹿力までは確定。種爆弾は主にドサイドントリトドンに対して撃ちます。INC時は冷凍パンチを採用していましたが、シャンデラサマヨールに対して打点がほとんど無くなってしまうため、ダイアークになるDDラリアットを採用しました。

 

〜選出〜

基本選出

先発リザロンゲ

後発アシレorニンフorゴリラ

ゴクエンをばら撒いて全体技で〆る選出。パワーが高いため、基本的にはこれで何とかなります。

 

対バンドリ系統

先発カビゴリラ

後発アシレニンフ

バンドリ系統に対してはカビゴンとゴリランダーの選出で強く出られます。ダイナックルやダイソウゲンによってゴリランダーとの相乗効果も狙えるため、バンドリが初手に来なかったとしてもパワーで押し切れます。

 

対トリル

先発ロンゲニンフorアシレ

後発カビ@1

トリルに対しては、初手から全体技で圧力をかけます。カビゴンを初手に出した場合、トリルを貼ってくれないことが多いので必ず後発に置いてました。ナットレイがいる場合はダイマックスしなくてもリザードンを出さないと詰むことがあるので要注意。

 

〜成績〜

INC 30-15最高1738 最終1702 689位

ランクマッチ 最高257位(5月20日)バトルデータ実装前のため正確なレートは不明ですが、推定1800ちょっとくらいです。

SD 最高1916(5月13日)

 

〜最後に〜

今年も全国への切符は逃しましたが、また来年目指して頑張ります。恐らく7月シーズンからは嫁ポケのマリルリが使えるようになると思うので、その時を楽しみに待っています。

長文でしたが、ここまで読んでくださりありがとうございました!